2012年11月4日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



疾患と障害の違いとは?

疾患(病気)と障害の違いについて調べてみると、それぞれのケースで、それぞれの意味があり、明確な答えは存在しませんでした。


しかし、一般的に考えられているのはこちらです。
〇 障害 = 治療をしても完治できないもの
〇 病気 = 治療をすれば完治できるもの



疾患 = 病気
「知的障害」・「身体障害」・「視覚障害」・「聴覚障害」 などなど、治療やリハビリをしても完全に治らないものを障害と呼ばれています。


一方、「風邪」・「インフルエンザ」 など、治療を施せば完治するものを病気と呼ばれています。これを一般的に疾患と呼ばれています。


「精神疾患」と「精神障害」の違い(医学の観点から)
精神科の枠組みの中には、原因が未だに良くわからないものも存在します。原因がわかっていないので、この状態に対して、いかにして取り組んでいくのか? 目の前に存在する障害を、どのようにして解決していくか?


このように、原因がわかっていないケースのものを、精神障害という言葉が用いて表します。


一方、原因と症状の因果関係が明らかなケースは、病気(疾患)という言葉を用いて表されています。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


福祉情報70へ 紙幣の認識マーク!いつから始まったの??









TOPページへ