
マンガン電池とアルカリ電池!いったい何が異なるの?
アルカリ乾電池とマンガン乾電池!
その最大の違いは、やはり電力の大きさがあげられます。
マンガンは大量に電流を流せるほどの力を持っていませんが、アルカリは大量に電流を流し続けることが可能です。
何故、アルカリ電池は大量に電流を流す事ができるのでしょうか?
そもそも電池とは、+に存在する物質と、-に存在する物質を化学反応させる事で、電気エネルギーに変えています。
マンガン電池とアルカリ電池はそれぞれ-極に亜鉛が使われているのですが、それぞれ構造上の違いが隠されていたのです。マンガン電池は板状の亜鉛に対し、アルカリ電池は粉末状の亜鉛を使っているのです。
アルカリ電池は粉末状ですので、亜鉛の表面積が大きくなり、これが爆発的な力を演出する事が可能となっているのです。
追記
電池には電解液というものが含まれています。
これは、プラス極とマイナス極の間の道を作っており、、電気をおこす案内人みたいなものとなっています。
マンガン電池の電解液は、「塩化亜鉛」・「塩化アンモニウム」を使っていますが、アルカリ電池は、「アルカリ性の水酸化カリウム」が使われています。
アルカリ電池の名前の由来は電解液が関係しているのです。
ちなみに、アルカリ電池もマンガン電池同様にマンガンが使われています。 (雑学研究家 安田泰淳)
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