雑学

ホームの数や形状は地域や、路線によって様々な違いがある

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駅に必ずあるプラットホーム。路線や地域、国などによってその形状は全く違います。

例えばJR・東京メトロ・東急電鉄が乗り入れている渋谷駅もその一つ。

東京メトロ・東急電鉄は地下にある渋谷駅を共同で使用するのでホームが一つ、線路が一つという構造になっている。分かりやすく言えばプラットホームが上下線に挟まれている構造で、このようなホームを「島式ホーム」という。ホームが中央にあり線路に挟まれているホームの構造の事を「1面2線」という。※1

※1 1面2線とは島式ホームが一つ、上り線、下り線に線路が一組ずつ敷かれた駅の構造の名称。島式ホームと上下線の線路が増えるたびに2面4線、4面8線のように増えていく。

それに対し、JR山手線は後程説明する「相対式ホーム」を2つ並べたようなちょっと珍しい構造になっていてこれを俗に「上下方向別単式ホーム」とよばれている。「相対式ホーム」を2つ並べたような構造のホームの構造を「2面2線」という。

先ほど登場した「相対式ホーム」は上り線に一つ、下り線に一つ設置し駅として使えるようにしたもので、この構造にあてはまる駅はJR武蔵野線の南越谷、東浦和、南浦和、武蔵浦和、東武伊勢崎線の武里(たけさと)駅、一ノ割(いちのわり)駅などとても多い。

路線によっては、「切り欠きホーム」というものがある。切り欠きホームとは、ホームの一部を切り取ったホームのことで、東京メトロ千代田線綾瀬駅などに見られる。

ここまでは、よく見られる形状のホーム配置を紹介したが、ここからは少し変わった構造の駅を紹介する。

島式ホームを2つ設置した後に線路を島式ホームの外側に2組、島式ホームの中央に1組の上り列車と下り列車が共用する線路、いわゆる「中線」を設置して列車の折り返しなどが出来るようにした駅がある。関東の駅ではJR常磐快速線北千住駅がもっとも分かりやすい。

島式ホームの中央に線路を敷設した駅も少し変わってるが、もう少し特殊な形状のホームを紹介しよう。それは東武鉄道浅草駅※2、東武野田線柏駅などに見られる「櫛形ホーム」。※3

※2 東武鉄道の浅草駅の1番線はホームがあるが狭すぎて危険なためドアカットをする珍しい駅

櫛形ホームとは分かりやすく言うと上から見るとカタカナのヨの形をしたホームの事。

これに当てはまるのが東武鉄道浅草駅、東武野田線柏駅、東京駅の一部の新幹線ホーム。

※3 頭端式ホームとも呼ばれる

(ちなみに日本に存在する頭端式ホームで最大規模なのは阪急電鉄大阪梅田駅の10面9線)

↑上の画像が阪急電鉄大阪梅田駅。まるで合わせ鏡をしたときのように車両とホームがずらりと並んでいる。

出展:ウィキペディア

鉄道の世界って奥が深いですねぇ~(笑)

 

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