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検校(けんぎょう)とは何ですか?

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画 キャリーハムハム

時は室町時代!盲人の仲間たちが集う組織(盲人達が助け合う集団・職業集団)に「当道座」(とうどうざ)というものが誕生しました。

江戸時代になると、幕府の福祉政策の一環として、この 当道座を公の集団として位置づける事になり、寺社奉行の管轄に置かれる事となったのです。



この集団!上下で73もの階級が存在しますが、その最高位にあたる役職こそが「検校」(けんぎょう)と呼ばれるものとなります。

江戸時代、視覚障がい者は幕府から優遇されており、検校は大名に匹敵するほどの待遇を受けていたそうです。

検校の歴史は平安時代にさかのぼります。54代天皇である仁明天皇(にんみょうてんのう)の子供、人康親王(さねやすしんのう)が関係していました。

この人康親王、実は30歳を前にして両目を失明してしまうのです。 仕方がなく、静かな場所で隠居生活をおくるのですが・・・・・

自分と同じ境遇である盲人たちを集めては、自分の好きな琵琶という弦楽器をみんなに教えてあげたそうです。これがきっかけとなり、琵琶でお経を読む琵琶法師というお仕事が誕生しました。

そんな人康親王がこの世を去ると、仕えていた盲人達に官職が与えられました。その官職こそが検校と呼ばれるものだった!と伝えられています。

著者 出川 雄一(ツイッター)    障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。

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