前回、ナルコレプシーとは何ですか?(福祉情報60)→ ナルコレプシーと金縛りの因果関係(福祉情報61) についてご紹介いたしました。
ナルコレプシーであるが為に、会社を辞めざる負えない方が数多く存在します。 少しでもナルコレプシーの本質を理解していただければ・・・ そのような気持ちで書かせていただいております。
ナルコレプシーの原因は未だにわかっていません。
しかし、「遺伝的な要素」+「外部環境(ストレス)」などが重なった時にナルコレプシーの症状が現れるのではないか?と考えられています。
「大量出血」・「寝不足」・「手術」・「精神的ストレス」など、体に多大なストレスを受けた人に、その症状が見受けられる傾向にあるようです。
また、1998年に発見された ”オレキシン” というたんぱく質が関係しているのではないか?とも伝えられています。
睡眠を司る間脳。
この間脳には視床下部という場所があり、ここで「自律神経」や「体温」・「睡眠」・「食欲」などをコントロールしています。
実はこのオレキシン!
視床下部に存在する神経細胞がオレキシンを作っているのです。
この神経細胞が減少する事によって、オレキシンの分泌量が低下し、ナルコレプシーに陥る傾向にある。とも言われています。
間脳はストレスの影響を受けやすい場所なので、これがオレキシンの分泌量と何らかの因果関係があるのではないでしょうか? ナルコレプシーの有病率が高い傾向にある日本。 ストレス社会のあり方が問われているのではないでしょうか?
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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