前回はナルコレプシーとは何ですか?についてレポートを書きました。
ナルコレプシーの特徴の一つに金縛りがあげられます。
睡眠障害のない人は入眠するとノンレム睡眠(深い眠り)に入ります。しかし、ナルコレプシーの場合、レム睡眠に突入する事がわかっています。
レム睡眠中は末梢神経が遮断しているために体はいう事をききません。(目はキョロキョロ動いています) 一方、眠って間もない状態ですので意識が少しだけ残っています。
これが体が思うように動かない状態(金縛り)のメカニズムです。
多くの金縛りは霊的なものではなく、上記のようなメカニズムで起こっているものと考えられています。
追記
レムとはRapid Eye Movement(急速眼球運動)の頭文字をとったものです。レム睡眠時、眼が活発に動いているので、このようなネーミングになりました。
一方、ノンレム睡眠のノンとは打ち消しの意味がありますので、眼球運動が起こっていない状態(大脳が眠っている状態)を意味します。
ちなみに、寝返りを行っているのはノンレム睡眠の時です。
ノンレム睡眠中、大脳は休んでいますが体は動かせる状態です。中脳や間脳などは起きているので、この脳の力で寝返りを行っているのです。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
コメント