前回、障害者雇用率!最も高い大企業はどこですか?というレポートを書かせていただきました。ユニクロの障害者雇用率は7パーセント前後となっており、他の企業と比べ、ずば抜けて高い数字となっています。
2001年、障がい者を積極的に採用することを決断したユニクロ。障がい者の方が配置された店舗での成績が良かったのが要因です。
柳井社長
「障がい者の方を雇用すると、サービスが低下するのではないか?と思っていたが、逆に従業員全体のサービスが向上していたんだ。何故ならば、困っている人をみんなでサポートする気持ちが芽生え、気配りできるようになったからだ。この気持ちが、従業員同士の気配りにつながり、お客様に対する気配りに発展する。」
また、柳井社長は、
障害があってもその部分に障害があるにすぎず、できる事ならいくらでもある。それができる仕事に就くべきだ。ともいってます。
柳井社長
「効率が落ちるとか、仕事ができないとか、そういう先入観があったが、実際にそんな事はなかった。 むしろ、仕事によっては健常者よりも効率がよいこともあった。」
つまり、柳井社長は、障がい者を雇ったほうが健常者だけで働いている会社よりも競争力が増し利益を出しやすい会社組織にできる!
このような考えがあるのです。
柳井社長は経営学者のピーター・ドラッカーを師と仰いでいるそうです。経営学とは、主に企業を研究する学問です。
ピーター・ドラッカーの考え方
「社会に存在する人々がどうすれば幸せになれるか?」 ← この事を徹底的に追求した人物として知られています。
この理論を実践し、自らが導き出した答えこそが障がい者雇用だったのではないか? このように考える事ができるわけです。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
コメント