まず消しゴムが生まれる前までは、
パンが消しゴムの役割を果たしていたそうです。
1770年、イギリスの化学者であるプリーストリーさんが天然ゴムで鉛筆の字を消せることを発見!その二年後にイギリスで世界初の消しゴムが販売されました。
このプリーストリーさんは酸素や炭酸を発見した人物として有名です。
ここでクエッション☆
鉛筆で書いた文字を消しゴムで消せるのは何故だろう?
実は意外と簡単なメカニズムでした☆
じゅうたんの毛を取るにはコロコロを使いますよね♪消しゴムも同じ原理だったのです。
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鉛筆(黒鉛)で書かれたものを顕微鏡で見ると、黒い点と点とが重なっているだけの代物です。天然ゴムには黒鉛を吸着する性質があるので、この黒い点をくっつけて天然ゴムが削られる! ← このような仕組みだったのです。
日本で消しゴムが普及したのは明治時代になってからです。
明治政府は教育の必要性を重要視し、消しゴムなどの文房具を大量に輸入したのです。
そして現在では天然ゴムよりもさらに消えやすいプラスチック製のものが主流となっています。このプラスチック消しゴムを世界で初めて作ったのは・・・ なんと日本の企業だったのです。
シードゴム工業(現、株式会社シード)が昭和29年に特許を申請し、昭和30年代に世界で初めてプラスチック消しゴムを発売したとされています。 → シード消しゴムの歴史
余談
よく使われているプラスチック消しゴムの「MONO消しゴム」は、もともと株式会社トンボ鉛筆が発売していたえんぴつのおまけだったのです。よく消えるから販売してくれ!との声が多く寄せられたため、販売に至ったというわけです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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