前回のレポートでは、ジョブコーチ制度について簡単に触れてみました。 → 障がい者雇用のノウハウ!ジョブコーチとは何ですか?
企業が障がい者の方を雇う時、
「働く障がい者への支援」、「雇う企業側に対する支援」 などを行うのがジョブコーチの役割です。
ココリティ社長
「障がい者を雇いたいので、アドバイスを聞きたいのだ(*ノ▽ノ)」
ジョブコーチの種類は三種類存在します。
〇配置型ジョブコーチ
地域障害者職業センターに配置されているジョブコーチにお任せするケースです。地域障害者職業センターとは、独立行政法人が運営する組織で、高齢者や障がい者の職業的自立を促す業務を行っています。
全国47都道府県に設置されており、公共職業安定所と連携しながら障がい者の職場適応を目指しています。また、第一号ジョブコーチや第二号ジョブコーチに対する支援、連携なども行っています。 → 地域障害者職業センター所在地一覧ページ
〇第一号ジョブコーチ
福祉施設やNPO法人などに雇用されているジョブコーチです。
〇第二号ジョブコーチ
企業に雇用されているジョブコーチです。助成金の受給額は、受給対象費用の額に助成率(4分の3)を乗じた額、又は受給限度額(1名につき月15万円)の低い金額となっています。(1人につき、6ヶ月が限度)
「配置型ジョブコーチ」と「第一号ジョブコーチ」は助成金の関係で無料で派遣してもらえます。ジョブコーチの派遣に興味がある場合、「職業安定所」や「地域障害者職業センター」などに連絡をお入れください。
では、ジョブコーチは全国にどのぐらいいるのでしょうか?
平成21年度末の段階で、
〇配置型 306人
〇第一号 689人
〇第二号 66人
つまり、全国に1000人ほどしか存在しないのです。
都道府県数(47)で割ると、一県あたり20人ちょっとです☆
一方、大企業を中心に、障がい者雇用を積極的に取り組む傾向にあり、障害者雇用促進法の改正(平成22年7月1日から、常用雇用労働者数201人以上300人以下の中小企業事業主も、納付金制度の適用対象に) なども重なり、ジョブコーチの需要が高まるのではないか? と個人的に思っています。
ジョブコーチになりたいって?^0^
次のレポートでは、ジョブコーチになるのはどうすればいい? について簡単にご紹介いたします。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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