暑い時期にお世話になる扇子(せんす)
日本で発明されたものとして知られているアイテムです。
そもそも扇子とは団扇(うちわ)の進化形のようなもので、古代エジプト時代にすでに団扇は存在していました。
つまり団扇の方が古いのです。
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7世紀頃ようやく中国から団扇が入ってきました。
しかし団扇を手に取った日本人は疑問に思ってしまうのです。
「団扇はとても便利な道具だ! しかし持ち運びに不便ではないか?団扇が閉じられればさらに便利なアイテムになる!」
この発想により出来上がったのが扇子なのです。(8世紀ごろ)
鎌倉時代、この扇子を中国に輸出したところ・・・
さらに進化した扇子が中国から送られて来たそうです。
中国に送り出した扇子は片面にだけ紙を貼られていましたが、中国から送られた扇子は両面に紙が貼られていたそうです。
平安時代、扇子は贈り物として使われるようになりました。
扇子の形が末に行くほど広がりをみせ、縁起の良いものとされた事から、おめでたい席での引き出物としても使われるようになるのです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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