1889年、任天堂骨牌(かるた)は工芸家の山内房治郎によって立ち上げました。そして、房次郎が販売したものこそが花札だったのです。
房次郎が作ったこの花札!
技術的に優れていたために、会社のあった京都や大阪などで人気が出ることになりました。
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花札は賭博に用いられるカードです。
このようなものを販売しようと考えていたので、”運を天に任す会社” という意味を込めて、任天堂という会社名にしたとされています。
花札の成功により房次郎は莫大な利益を稼ぐ事となりました。
しかし、彼の欲望は尽きることはなく、今度は海外から輸入されていたトランプを日本製のものとして販売する事を決意するのです。
「どのようにしてトランプを販売しようかなぁ~」
そこで、1907年に日本専売公社(現在のJT)と提携し、タバコの流通経路を利用して全国展開をすることを考えるのです。
房次郎
「ギャンブルとタバコは相性が良い。任天堂のブランドを全国に展開するためには日本専売公社との提携は不可欠だ!」
しかし、花札やトランプのイメージが悪化してしまい、胡散臭い商品として認知されてしまったのです。
この難題を解決したのが三代目の山内溥(ひろし)さんでした。 → トランプのイメージが良くなったのは何故ですか?(経済雑学105参照)
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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