実は・・・
レトルト食品の本名は、「レトルトパウチ食品」といいます。
レトルト = 加熱釜(高圧加熱殺菌装置)
パウチ = 袋に詰める
という意味があります。
レトルト食品の特徴は保存料や殺菌料を使わないで長時間保存できるという点です。というのも、プラスチックフィルムに食品などを入れて密封し、容器に加熱を加えると、全ての細菌をやっつける事ができるのです。
繁殖する殺菌が存在しないので、長期間の保存が可能というわけです。
食品衛生法では、「容器包装詰加圧加熱殺菌食品」 というカテゴリーに分類されてます。 「レトルトパウチ食品」・「缶」・「ビン」 などを、摂氏120度で4分以上の熱を加えなければいけない事になっています。
食中毒を引き起こす細菌の中で、もっとも熱に強いとされているのがボツリヌス菌です! この細菌ですら、120度程度の熱で死滅させる事ができるので、120℃に設定されています。
このレトルト食品!
世界で初めて一般家庭向けに販売したのは日本企業です。1968年、現在の大塚食品が開発した、「ボンカレー」が最初となっています。
試行錯誤の繰り返しで、容器を加熱すると破裂してしまうことが多々ありました。その為、圧力をかけて破裂するのを防ぎ、商品化にこぎつけました。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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