一つ一つの障害の本質。
この本質をみんなが理解していれば、差別や偏見が減るのではないでしょうか?
そこで、今回取り上げてみたのはパニック障害についてです。
そもそもパニック障害とはなんだろう?
もともと、不安神経症と呼ばれていたものですが、現在、その神経症の一部をパニック障害と名づけられ現在に至っているようです。 → 不安神経症とは何ですか?
パニック障害を理解する前に、まずはパニック発作という用語を理解しなければなりません。パニック発作とは、突然引き起こされる、「激しい動悸」・「息切れ」・「過呼吸」・「手足のしびれ」・「けいれん」・「吐き気」・「胸の痛み」・「失神」 などです。
このパニック発作は、日常生活でストレスや不安を溜め込んでいる人に多くみられる傾向にあるようです。(30分以内に症状が治まります)
そして、これらの発作による恐怖感により、
〇「自分は死んでしまうのではないか?」
〇「事故を起こすのではないか?」
〇「人前で恥をかくのではないか?」
〇「また気絶してしまうのではないか?」
このような不安に苛まれてしまいます。
これを予期不安といいます。(さらにストレスや不安が!) この予期不安が強ければ強いほど、パニック障害だと診断させる事になります。
すると、発作が起きた場所や、
逃げ出せない場所を避けてしまう心理が働いてしまいます。
〇引きこもってしまう
〇人ごみを避けてしまう
〇電車やバスの中を避ける
〇歯医者を避ける
これを広場恐怖といいます。(さらにストレスや不安が!)
パニック障害とは、「パニック発作」・「予期不安」・「広場恐怖」 この一連の流れの事をいうのです。
ストレスや不安の悪循環によりパニック障害が慢性化
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このパニック障害が慢性化する事によって、うつ病に発展してしまう事が多々あります。 様々な統計がありましたが、パニック障害からうつ病を発症させる割合は、約30%とする統計や 約50% ~ 約65%などが存在しています。 (ちなみに、うつ病の原因の一つが精神疲労です)
どうしてパニック障害が起きるのだろうか?
次のページではパニック障害の原因について簡単に調べてみました。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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