前回、パニック障害とは何だろう? このようなテーマでレポートを書かせていただきました。 今回はパニック障害の根本になっている原因とはなんなのか? について調べてみました。
実はパニック障害の原因は良くわかっていないのです。
様々な説が存在していますが、心の病気というよりも、脳機能に何らかの問題があるのではないか?このように考えられる傾向にあるようです。
パニック障害のポイントとなるのが扁桃体(へんとうたい)と前頭葉(ぜんとうよう)です。
危険を察知するとどうなるか?
脳に存在する扁桃体という場所が刺激を受ける事になります。この扁桃体が刺激を受ける事により、「いつでも逃げられる状態」 または 「いつでも戦える状態」 に身を置くことが可能となります。
「危険を察知」 → 「扁桃体が刺激」 → 「心拍数が一気に上昇」 → 「過呼吸、心臓の動悸・発汗を促す」 → いつでも逃げられる状態に(戦える状態) → 自然界を生き抜く
ストレスなど、何かしらの条件が扁桃体に刺激を与え、パニック発作の症状である、「激しい動悸」・「息切れ」・「過呼吸」・「手足のしびれ」・「けいれん」・「吐き気」・「胸の痛み」・「失神」 などを引き起こしているのではないか?
と考えられています。
このような要因がありますので、
パニック発作が起きた後、お医者さんで詳しく調べてもらっても、体の異常が見られない傾向が多いようです。(さらに不安を増大させ、パニック障害の悪循環を引き起こしてしまいます)
もう一つのポイントとなるのが前頭葉の機能です。
危険が過ぎ去ると、前頭葉が脳に対してあるメッセージを送ります。
前頭葉
「脳の皆さん、ご安心を☆ 危険は過ぎ去りましたよ♪」
しかし、何かしらの原因で前頭葉が働かないために、数十分もの間メッセージが送られず、扁桃体に刺激を与え続けているのではないか? と主張する専門家も存在しています。
このような理由があるために、
パニック障害の方は、心拍数を上昇させてしまう、「カフェイン」・「ニコチン」・「アルコール」などを摂取すると、症状を悪化させる原因になってしまうのです。。
次のレポートでは、パニック障害の方はどのぐらい存在するのか?について調べてみました。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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