障害があろうがなかろうが、みんなで一緒に協力できる!
そんな社会を作るにはどうすればいいのだろうか? ということで、日本の歴史を調べていたら、社会福祉という言葉に出会いました。
社会福祉とは何だろう?
まずは ”社会” という単語を辞書で調べてみると、
「人間の集団としての営みや、組織的な営み」 と書かれていました。
例えば、社会参加とは、
「組織や集団に参加する」という意味になるかと思います。
一方、福祉とは何だろう?
福祉の 「福」 は 「しあわせ」 を意味する漢字です。
福祉の 「祉」 も 「しあわせ」 を意味する漢字です。
「祉」 の 「ネ」の部分に注目してください。
「ネ」の旧字にあたるのが象形文字の「示」になり、これは、「神」や「天」という意味があるようです。
神様がいつまでも「止」まる状態 = 「しあわせ」
つまり、福祉とは「しあわせ」を表す単語となるわけです。 → そもそも福祉って何ですか? (参照)
それでは社会福祉に戻ります。
〇社会福祉とは?
この現代社会においても、
個人や家族ではどうしても解決できない事がいっぱいあります。そういう問題を社会的(組織的)に解決していきましょう~! しあわせになりましょう~! という考え方が社会福祉の理念となっています。
むかしむかし、
日本の農業はみんなで一緒になって田植えを行い、みんなで一緒になって収穫をしていました。収穫したものはみんなで分け与えていたのです。では、集落の中に病人が出たらどうしたでしょうか?
やはり、収穫した食べ物を病人にも分け与えて暮らしていたのです。
しかし、時代は変わりました。
現在の農業は基本的に個人で収穫したものが個人の収入になっています。もし、Aさんが病気になってしまったら、どうなってしまうのでしょうか??
そこで、国(組織)の出番となります。
昔の集落のように、国民から徴収した税金をAさんに渡して最低限の生活を保障しているのです。
「病気で働けない・・・ 個人レベルではどうにもならない・・・」 これを、様々な組織を通じて解決していく! これが社会福祉です。
ではでは、社会福祉を担っているのは国だけなのでしょうか?ということで、次のレポートでご紹介させていただきます。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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