魂振り(たまふり)という儀式をご存知でしょうか?
頒布(ヒレ)という薄長い布を振り、神様の魂を奮い立たせ、神を呼び寄せる儀式です。
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ちなみに、
神社で参拝するときに、手をうったり、鈴を鳴らすのは空気を振動させることにより、神様を呼ぶためです。
やがてこの魂振りは人に対して行われるようになりました。
万葉集には、恋人に袖を振る歌が残されています。これは、愛しい人の魂を引き寄せる、そんなまじないのような意味があるようです。
昔の人は、でかける人に手や袖を振ることで神霊をよび、その加護によって安全に旅ができるようにと祈っていたのです。
「いってらっしゃい」と手を振るのはこの名残! つまり、ただの合図ではなく安全を願っての行為なのですね♪
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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