「ざるそば」には海苔がかかっていて・・・
「もりそば」には海苔がない・・・
Q、ざるそばともりそばの違いは海苔の有無だけですよね?
A、いえいえ!違うんです。
それでは、そばの歴史を簡単に説明しましょうね~^0^
日本のそばの歴史!一番最初に登場するのは奈良時代です!稲の不作に備えるための非常食だったと考えられています。
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江戸時代になると、そば粉とそば粉をつなぎあわせる技術が海外から伝わり、そばブームが到来します。 (当時の飲食店の約半数がそば専門店だったとか・・・)
この頃、そばを汁につけて食べていましたが、気の短い江戸っ子達は、汁につけるのを嫌い、そばに汁をかけて食べるようになりました。
この食べ方は「ぶっかけそば」と呼ばれ、後に「ぶっかけ」→「かけ」と呼ばれるようになるのです。 これが現在のかけそばの始まりです♪
この「ぶっかけ」・「かけ」が流行するにつれて、汁につけて食べる従来の食べ方を「もり」と名づける事となりました。
「もり」の語源は定かではありませんが、
「高く盛り付けているため」・「せいろに盛っているため」などの説がありました。
一方、ざるは江戸時代の中期に生まれました。
ざるそばを販売したのは、東京深川の伊勢屋というそば屋です。竹ざるにそばを盛った事から、ざるそばと呼ばれました。
しかし、「ざる」も「もり」も同じものだから紛らわしくねぇ?
ということになり、明治時代になると「ざる」と「もり」を区別するために、ざるそばには海苔をかけ、、またコクのあるつけ汁が使われるようになりました。
現在、海苔の有無だけが両者の違いを判別する要因になっていますが、厳密にいえば、器・汁・海苔の三項目がポイントとなるのです。そばに通じた人たちは、今でも「ざるそば」と「もりそば」の汁の違いにこだわりをもっています。
そばにこだわりを持った店かどうか?を判断する基準は「器」・「汁」・「海苔」に注目すればいいのです(^o^)v
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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