茶道では、
お茶(抹茶)を飲む前に茶碗をまわすのが作法とされています。
やはり疑問に思いますよね^^?
どうして茶碗をまわすのだろう・・・
お茶を出す人は、お客様に対してある約束事が存在します。
それは、絵柄が入った部分を正面に向けて差し出す作法です。「茶碗の一番美しい所をご覧ください」というメッセージが込められているからです。
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お客様に対するおもてなしです☆
そこでお客さんは考えます。
「正面に置かれた絵柄の部分に口をあてると失礼に当たるではないか?自分は身分が低いので、正面から直接飲むのは遠慮しておきます」
つまり、謙虚な気持ちを示すために茶碗を時計回りにまわしているのです。
これぞ日本人のココロ
手の位置は
「左手が茶碗の底」・「右手を横に添えます」
そして、二口半から三口で抹茶を飲み干し、飲み口を親指と人差し指でふき取り、濡れた指を紙で拭きます。しかし、茶道の流派は数多くあり、その流派によって作法が異なるために若干の違いはあるそうです。
そもそも茶道は千利休が創始者だと思いきや・・・
その前から茶道が存在していました。
中国から抹茶を持ち込んだのが鎌倉時代です。眠気を覚ます薬として僧侶が飲んでいたそうです。室町時代になると、僧侶の村田珠光(1422-1502)という人物が客との精神交流を重視した茶会を開く事となります。
この作法をわび茶といい、このわび茶を完成させたのが千利休(1522-1591)です。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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