慰謝料とは精神的損害に対する賠償をいいます。
果たして、飼い犬が交通事故に巻き込まれたとき、慰謝料をゲット(←単語の使い方が間違っているような・・・) することができるのでしょうか?
ところで、犬は法律上どのような位置づけにあるのでしょうか?
実は犬は法律上、物扱いとなるのです。よって、自分の所有物を他人に破壊された場合、慰謝料ではなく損害賠償を請求する形となります。
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自転車を壊された!として慰謝料を請求する人はいませんよね^^
「自転車を壊された・・・ もう僕仕事できない・・・」 という理由で訴えても、まず認めてもらえません。そう考えると、犬は物であり慰謝料は難しい・・・ と考えるのが自然です。
しか~し・・・
近年、犬との関係が親密となり、犬を家族同様に扱う飼い主さんも多く存在します。交通事故などで犬が死んでしまった場合、精神的な疲労も相当なものです。
2004年、治療ミスにより犬が死んでしまいました。
そして、飼い主が獣医を相手に慰謝料を求める裁判を行った所・・・ 60万円を勝ち取る判例も存在しています。
この判例に照らし合わせれば、慰謝料を勝ち取る余地も残されています! しかし、原則として犬は法律上、「物」にあたり、個人の財産権の中に属するので、損害賠償請求が基本となるのです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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