前回、パーソナリティ障害とは何ですか? というテーマでレポートを書かせていただきました。 この疾患、思春期頃から始まる傾向にあるようで、長年にわたり、症状がそれほど変化しないのが、パーソナリティ障害の特徴となっています。
アメリカ精神医学会によると、
パーソナリティ障害は大きく3つのカテゴリーに分けられ、さらに10ものタイプが存在する!と発表しています。 つまり、それぞれ特徴が異なるようです。
よーーし(・Θ・)
パーソナリティ障害で苦しまれている方々が社会から理解されるように、それぞれの特徴を簡単に調べてみるぞ(*^o^)乂(^-^*)
果たして、どのようなタイプのものがあるのでしょうか?
大きなカテゴリーは、「A群」・「B群」・「C群」 に分かれていました。
☆A群
独特な思想や行動などを行い、一般的なそれらとかけ離れています。 統合失調症とよく似た症状が現れるのが特徴です。 → 統合失調症とは何ですか?
〇妄想性パーソナリティ障害
相手の行為などをうたがったり、ねたんだりする気持ちが人一倍強い。
〇スキゾイドパーソナリティ障害
強い内向性があり、人との関わりを求めようとしない。
〇統合失調型パーソナリティ障害
外見や内面が普通の人と違った個性を持っており、客観的にみて明らかに度が過ぎた様となっており、テレパシーや第六感を根っこから信じる傾向があります。統合失調症との違いは、幻聴や幻覚がない点です。
☆B群
感情的で混乱の激しいパーソナリティ障害です。
〇反社会的パーソナリティ障害
カルト集団の教祖に多くみられる障害です。道徳観念がまったくなく、犯罪行動に発展する行為を繰り返す。
〇境界性パーソナリティ障害
自分が周りから愛されているのか?常に不安を抱えながら生きています。自分が嫌いで仕方がなく、「薬物」・「自傷行為」・「自殺」などを繰り返し行っています。依存型で、支えてくれないと異常な反応を示す。
〇演技性パーソナリティ障害
主人公タイプの人。自分が主人公でなければ気がすまなく、注目される動作を繰り返す。
〇自己愛性パーソナリティ障害
自分を愛するあまり、他人のことはお構いなし!というタイプ。
☆C群
不安や恐怖に支配されているパーソナリティ障害です。
〇回避性パーソナリティ障害
自分に自信がなく、笑われたり、恥をかくことに恐れるあまり、問題が起こったときに立ち向かおうとはせず、それに対して回避しようとしてしまう。
〇依存性パーソナリティ障害
過剰なまでに他人に依存をし、自分自身を守ろうとします。
〇強迫性パーソナリティ障害
完ぺき主義者に多いのがこの障害です。完璧にこなそうとするために、柔軟性に乏しくなってしまい、日常生活に支障をきたします。
ひょっとして、自分はパーソナリティ障害ではないだろうか?
このような疑問を抱いた方も非常に多いかと思います。
次のレポートからは、パーソナリティ障害に対する個別の症状と、この障害の診断基準についてご紹介いたします。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
福祉情報112へ 境界性パーソナリティ障害とは何ですか?
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