1920年代前半、
アメリカは第一次世界大戦で勝利を収め、その勢いが続いていました。
しかし、企業家は調子にのってしまい、みんなが買ってくれると思い込み、大量に商品を作ってしまうのです。
1922年、ソ連が社会主義国になったり、ヨーロッパはアメリカの産業に依存しなくなったりして、気がついたらお客さんがいなくなっちゃった・・・
1929年、様々な株が大暴落してしまいました。
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当時、積極的に貿易が行われていたので、アメリカの打撃が世界の産業にも飛び火してして、世界中で不況に陥ってしまいました。これが世界恐慌です。
失業率が25パーセントを超えていたアメリカでは政権交代が起こり(1933年)、ルーズベルト大統領が行ったニューディール政策により経済が立ち直りました。
ニューディール政策とは、国の主導で経済政策を行う事です。例えば、失業率を解消するために積極的に公共事業を作り出したり、社会保障も大盤振る舞いに出動したりします。
金融機関に公的資金を注入したのもこの時代です。
2009年、新しく大統領になったオバマ大統領は金融危機の解決策の一つとして、ニューディール政策のような大胆な政策を行うことを選挙前から公約していました。
オバマさん
「ブッシュの時は産業界に任せていたけど、こういう時代になったので、国が積極的に経済にかかわっていくぞ!」
そこで注目したのが環境産業です。
オバマさん
「ブッシュの時代は産業界の利益を守るために、環境問題に取り組んでこなかった!世界が環境問題に真剣になっていた時ですら、アメリカだけは非協力的だった。これからは180度考え方を転換する!21世紀の産業革命は環境(グリーン)をテーマにした分野に投資をするぞ」
そして、1500億ドル(約15兆円)を環境分野に投資をし、500万人もの雇用を創設する事を掲げました。
国が主導となり、環境分野の技術革新を目指す事で不況を乗り切ろうとする考えを、グリーンニューディールといわれています。 その代表例がスマートグリッド構想になります
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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