熊と遭遇したら死んだふりをしろ!
などと言われていますが、この言葉を信じると・・・ 大変なことになってしまいます( ̄口 ̄;)!!
クマ科にも数多くの種類が存在します。
大きい動物を食べてしまう肉食中心のヒグマから、植物や昆虫などを中心に食べているツキノワグマまで様々です。
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そして、肉食中心のヒグマなどは獲物を土に埋める習性がある事から、死んだお肉でも平気で食べてしまうのです。つまり、ヒグマに遭遇してしまったら、死肉と勘違いして食べられてしまう危険性も否定できないのです。
また、クマは臆病な性格で、自分の縄張り(テリトリー)を犯した人間に対しては、その防衛手段から攻撃する事もあるようです。肉食ではないクマに遭遇しても、自分の縄張りを守るため、死んでいるかどうかを確認するかもしれません。
鈴やラジオを鳴らしながら歩くと・・・
クマ君
「あれ?いつもと違う音が聞こえるぞ(◎。◎)! 危険かもしれないから、とりあえずこの場を離れよう」
しかし、至近距離で遭遇してしまうと
クマ君
「やばい!縄張りを守るためにリスクを犯してでも襲ってしまおう」 となるので、山に登るときは必ず鈴やラジオを持参してくださいね♪
実は「クマに出会ったら死んだふり!」というのはイソップ童話のワンシーンを描いたものなのです☆(イソップ童話は全ての物語に教訓が盛り込まれているお話です)
「熊と旅人」というお話があります。
二人の男性が山に登るのですが、途中で熊に出会ってしまいます。友達はあわてて逃げるのですが、主人公は逃げ遅れ・・・ 死んだふりをしてしまった! という内容です。
このお話の中で、熊は主人公の耳をまさぐってから、山奥に去っていくのです。
友達は主人公に尋ねます。
「さっき、熊は主人公の耳をまさぐっていたけれど、あれは何をしていたのかい?」
すると主人公
「俺を置いて逃げる友達とは縁を切った方がいいぞ!」と呟いたのさ(^^)
つまり、熊と旅人では
「友達を大切にしなさい」という教訓を伝えたかったようです。
しかし、「死んだふりをすれば助かる」
という文章だけが一人歩きしてしまい、誤解を与える情報になってしまいました。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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