イギリスの正式な名前をご存知でしょうか?
グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国!となっています。
そうなんです。
いくつかの地域(非独立国)がくっついてイギリスなのです(驚)
いくつかの地域とは
「イングランド」・「スコットランド」・「ウェールズ」・「北アイルランド」です。
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イ・イングランド!!!!!!!
そうだったのか~
ワールドカップはイギリス代表ではなく、イングランド地域の代表として出場したのですね~
もちろん、スコットランドやウェールズ、北アイルランドもワールドカップの予選に出場することができます。
ちなみに中村俊輔さんが所属していたセルティックというチームはスコットランドに存在します。
ワールドカップを主催しているのは「FIFA」という組織です。この組織はオリンピックとは違い、国単位で争うのではなく、FIFAが認めたサッカー協会ごとに争う事になっています。
イギリスの4地域は、FIFAに認められた地域ですので、ワールドカップの予選に参加する事ができるというわけです。
というのも、FIFAが成立する以前から、それぞれの地域にサッカー協会のようなものが存在していたので、FIFAが、「一つにまとまってくれ!」 といえる立場ではなかったようです。
1976年から2008年までの間、イギリスは統一チームでのオリンピックの出場を断念しています。その理由の一つが、統一チームを結成したら、FAFAでも統一チームを要請してくるのではないか?
このような考えがあるからです。
また、「イングランド」・「スコットランド」・「ウェールズ」・「北アイルランド」
ともにサッカーの歴史も古く、それぞれの地域に対するプライドも存在しますので、混合チームを作る事を拒否しているのが実情です。
さらに、過去の歴史を紐解くと、イングランドはウェールズを併合したり、スコットランドやアイルランドを合併したりしており、未だに各地域の独立心が根強く存在しています。
このような背景から、オリンピックでは統一チームが結成されなかった時期が存在するのです。
2012年のロンドンオリンピック。
さすがに、イギリスが不参加だとまずいよね? という事になり、統一チームでオリンピックに挑む事になりました。(しかし、スコットランドと北アイルランドの選手は選出されていません。)
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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