マリオではありません(>_<。。) ポ・リ・オです(´^`)
一般的にいわれている小児麻痺!実は正式名称が存在します。
急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)です。 脊髄性小児麻痺とも呼ばれており、この言葉を略して小児麻痺と呼ばれています。
この麻痺の特徴は、ポリオと呼ばれるウイスルが口から侵入する事により、様々な症状を引き起こす点です。そうなんです。人間にとってポリオは物凄く悪い奴なのです。
しかし、実際にポリオに感染しても、約9割以上の方は症状が現れず、気が付かないうちにポリオと共存しているのです。
感染経路は口からです。
よって、便や唾液などにもぐりこんでいるポリオちゃんが様々なものを介し、体内に入り込んでしまう可能性もあるのです。やはり、食事前の手洗いは大切なのですね。
体内に入ったポリオちゃん!
最初は、喉や小腸にとどまり増殖を繰り返します。よって体内に潜伏すると、5%ほどの人が、「のどの痛み」・「下痢」などを引き起こし、「発熱」・「倦怠感」・「嘔吐」など、風邪のような症状が現れます。
やがて、血液に紛れ込んで体内旅行を堪能?すると、脊髄に到達するのです。
日本脊髄外科学会様から引用
脊髄で悪さをするこのウイルス。
脊髄には運動神経細胞が存在し、ポリオがこれを破壊する事により、弛緩性(筋肉がゆるむ 筋肉がたるむ)の麻痺を引き起こしてしまうのです。つまり、神経がやられてしまうのです。
この麻痺、ポリオに感染した患者さんのうち、1%未満の方が発症するようで、発熱がおさまった頃に、腕や足の筋肉麻痺がみられるケースが多いようです。
ポリオウイルスがひどいのは、呼吸をするための神経をも破壊してしまうので、呼吸障害に陥ってしまい、場合によっては死に至る事もあるのです。
悪さをするポリオウイルス!対応策はないのだろうか?
日本でこのウイルスが流行したのは1940年代頃だとされており、1960年には5600人以上が発症してしまう一大事となりました。 「これはまずい!」 そこで、緊急にワクチンを輸入する事により、この危機を回避しています。
また、WHOなどが主体となり、世界的にポリオ野生株(自然界に存在するタイプのポリオウイルス)の根絶を目指す活動を行っています。日本でも、2000年にポリオの根絶宣言を行い、野生株による麻痺性ポリオ患者はいなくなりました。
しかし・・・
ポリオワクチンを接種する事により、ポリオに感染してしまう事例も存在しており、ちょっとした社会問題に発展しています。
足を引きずりながら歩いている年配の方。
小児麻痺の影響があるのかもしれないのですね。 小児麻痺の方の理解を少しでも深めて頂ければ嬉しいですm(._.)m
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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