前回、ホームから転落!周りはどのように対応すればいいのですか?についてレポートを書かせて頂きました。 点字ブロックが普及した事により、視覚障がい者の方の行動範囲が広くなりました。さらに、交通機関を利用しやすくなれば、経済活動へと発展し、視覚障がい者の方が働ける機会が増えるものと思っています。視覚障がい者の事故を食い止めるためにも、ホームドアが少しでも普及されることを願っております。
2014年5月25日撮影 場所は東武鉄道船橋駅です。
視覚障がい者の方が、電車のホームから転落しないためにはどうすればいいのでしょうか?そこで、今回は視覚障がい者の方に取材をさせて頂き、様々な視点から転落を食い止める策を考えてみました。
まずは視覚障がい者の立場から
○駅員さんに声をかける
ホームを利用する際、駅員さんに手伝ってもらう事で事故を未然に防げます。 改札で駅員さんに声をかけると、ホームまで案内してくれるだけではなく、到着した駅に関しても改札まで案内してくれるとの事でした。
わざわざ駅員さんに声をかけるのは申し訳ない・・・ このように感じる視覚障がい者の方も少なくないようですが、積極的に声をかけて頂くことをお勧めしておりました。
○点字ブロックを頼りすぎない
点字ブロックに沿って歩くと、ものや人にぶつかったり(点字ブロックの上で、スマホをジ~っと見ていませんか?) また、線路と点字ブロックの間隔が広くない場合、ぶつかったはずみで転落につながる可能性があるようです。場合によっては、点字ブロックに頼らず、ホーム中央で歩く事もあるそうです。
ムムッw(*゚o゚*)w
そういえば、東武鉄道を取材していたら、こんな光景を目の当たりにしたぞ!
2014年5月25日撮影
柱と点字ブロックとの間隔が狭いではないか!
右手で白杖を持ちますので、ぶつかったはずみで方向感覚が乱れてしまい、ホームに落ちる可能性だってありますよね・・・ 普段、点字ブロックを意識したことがなかったので気が付きませんでした。
そして、目の見える方に対して行ってほしいことは、やはり声を掛けてほしいという事でした。実は、声掛けにはポイントがありました。
「大丈夫ですか?」と声をかけると、
「大丈夫です」と返事をしたくなりますので、「何か手伝う事はありますか?」・「どちらまで行かれますか?」と声を掛けると、視覚障がい者もお願いしやすいとの事でした。
貴重なご意見をありがとうございました。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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