国連は国際デーの一つとして、毎年3月12日を「世界ダウン症の日」としております。(2012年から)
どうして3月12日なのでしょうか?
それは、ダウン症の方は21番染色体が3本あるケースが多い事から、3月21日を世界ダウン症の日と定められました。
ダウン症とは、この21番染色体が3本あるために、または他の染色体と結びついているために、「知的障害」・「筋肉の弱さ」・「心疾患」・「難聴」などが現れる障害です。 → ダウン症候群とは何ですか?(安田雑学)
果たして、ダウン症の方の平均寿命は何歳なのでしょうか?
一昔前まで、医療の技術が乏しかったために、
長生きする事ができませんでした。
1932年、ロンドンのデータによると、平均寿命が9歳
1981年、日本のデータによると40歳。
そして、現在に至っては、平均寿命が50歳を超えているとされています。主に、心疾患に対する医療技術が向上しているため、平均寿命が伸びているようです。
しかし、長生きができるようになった事により、ある症状が顕著に現れるようになりました。
それは、アルツハイマー病です。
ダウン症の人は、若くしてアルツハイマーになる確率が高いといわれていわれており、平均寿命が伸びたことで、発症リスクが高くなってしまいました。一説によると、40歳以降に認知症発症率が高くなる傾向にあるようです。
ダウン症の方は、高い濃度のアミロイドというたんぱく質を持っており、これがアルツハイマーと関係しているのではないか?と考えられているのです。
医療がさらに進歩して、アルツハイマー病の解析が進むことをココロから願っております。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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