前回、お仕事でアスペルガー症候群の方と接するにはどのような事に気をつければ良いのだろう? について調べてみました。
「そうだったのか! 自分はアスペルガー症候群だったのか」 と、自覚してもらえれば・・・ また、多くの方がアスペルガー症候群の症状を理解していれば、共存した社会を形成することができるのではないでしょうか?
アスペルガー症候群の人は転職を繰り返します。職場が変われば上手くやっていくのではないか? このような希望を抱き、職場を転々とするのですが・・・ やがて、自信がなくなり、引きこもりになってしまう方も多くいらっしゃいます。
そこで、アスペルガー症候群の人が向いているお仕事、向いていないお仕事について、簡単に調べてみました。
まずは向いていないお仕事についてです。
アスペルガー症候群の人は、社会性(場の空気が読めない等、社会のルール)が乏しく、浮いた状態になってしまいます。また、コミュニケーション能力が欠如しており、さらに、想像力が乏しいために、臨機応変を求められるお仕事が不得意です。
これらの特性を総合的に判断すると・・・
◎向いていないお仕事
〇接客業(コンビニなどコミュニケーションを要するお仕事)
〇レストラン(忙しくなると、臨機応変の対応がとれなくなり混乱する)
〇電話オペレーター(柔軟に対応することができない)
〇事務(経理・人事 予約係 など複雑でスピードを伴うお仕事)
〇営業(協調性・コミュニケーション能力が必要になるため)
〇器用さを求めるお仕事(アスペルガー症候群は不器用なのが特徴)
などがあげられます。
向いているお仕事
アスペルガー症候群の方が抱いた興味。これがお仕事とマッチした時、その一点突破力は物凄いものがあり、とてつもない力を発揮するケースが存在します。
基本的に、一人で黙々と作業ができる ”職人さん” 系のお仕事が向いているようです。
◎向いているお仕事
〇コンピュータープログラマー
〇設計
〇デザイナー
〇動物の調教師
〇建築業
〇学者・研究家
〇会計士
〇ドライバー
〇楽器の調律師
〇ジャーナリスト
〇作家
〇芸術家
特に電子書籍の時代となりましたので、出版社の目に留まらずとも誰でも出版できる社会となりました。アスペルガー症候群の特徴は興味が偏る性質がありますので、その分野に特化したテーマを追求すれば、道が開けるかもしれません。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています
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