画 キャリーハムハム
今回は音楽家として大きなハンデ(難聴)があるのにもかかわらず、作曲家として大成功を収めたベートーヴェン (1770 – 1827) について調べてみました。ベートーベンさんは難聴になってから作曲家として黄金期を迎えるのです。
もし、ベートーヴェンさんが難聴になっていなかったら・・・
果たして作曲家として名を残していたのだろうか? ベートーヴェンさんに興味を持ったので簡単に調べてみました。
まずはベートーヴェンが難聴になった理由です。
〇父親から虐待を受けた説
ベートーヴェンさんのお父さんは働こうとせず、お酒ばっかり飲んでいました。よって、ベートーヴェンのお爺ちゃんのお金で生活費を賄っていたのです。
しかし、お爺ちゃんが亡くなってしまうと生活は一変!お父さんは相変わらず働こうとしませんでいたので、苦しい生活となってしまいます。やがて、ベートーヴェンに稼いでもらおうと考え、スパルタ教育で音楽を叩き込ませ、天才ピアニストとして世間に売り込もうとするのです(ベートーヴェンが12歳の時です)
父親のスパルタ(暴力)により、耳を負傷してしまったのではないか?とする説です(可能性は小)
〇梅毒説
梅毒とはスピロへータという細胞が引き起こす性感染症です。
初期症状は「性器」・「口腔」・「肛門」・「手指」などにシコリが発生し、三年以上経過すると、「神経」・「血管」・「目」などに重い症状が現れます。
母子感染により梅毒になってしまい、この神経の影響で難聴になってしまったのではないか?とされています。
〇鉛中毒説
1994年、ベートーヴェンの髪の毛がオークションにかけられました。これを落札した人物が髪の毛を分析すると、100倍にも及ぶ鉛が検出されたのです。当時、砂糖が貴重だったため、ブドウを鉛鍋で沸騰させた代物(甘味料)を好んで利用していたそうです。
鉛中毒は酵素の働きを抑える作用があり、ベートーヴェンが悩まされていた腹痛や下痢はこの影響だったものと考えられています。また、事例が少ないものの、この鉛には神経に影響を及ぼす作用もあり、これが難聴に繋がったのではないか? とされています。
〇耳硬化症(じこうかしょう)説
→ 耳硬化症(じこうかしょう)とは何ですか? 参照
ベートーヴェンさんは、どのようにして難聴でありながら作曲家として活動をする事ができたのでしょうか? そこに、障がい者の方がチャレンジするヒントが隠されているのではないでしょうか? ということで、時間がある時に更新させていただきます。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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