「やばい・・・ 銀行にお金借りないとお店つぶれちゃうぞ…」
「でもあなた、うちには担保になる土地も建物がないんだよ? 保証人になってくれる人もいないしね・・・」
「あぁそうか…じゃ融資は無理だぁぁぁ。.゜.(*ノД`*).゜.。」
しかし、イタリアでは様子が違います!
「そうか… 土地や建物がないのであれば、チーズを担保にしてもかまいませんよ~ (*´.ω.`)b」
イタリア中部にある一部の銀行では1950年代から高級かつ、熟成中のチーズを担保として融資が可能となっています。ロマーニャ州で作られるチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)は熟成に最低2年ほどかかり、イタリアではチーズの王様と言われているものでとても高級品です。
チーズ生産者はこのチーズが売れるまでの間、つまり、チーズが熟成している2年間は売り上げがないので資金繰りが大変だ!ということで銀行がチーズを担保に融資しているのです♪
粋な計らいをしたものです☆
現在でも、銀行にあるチーズの熟成専用貯蔵庫には40万個ほどのチーズがあり、プロの熟成士がちゃんと管理しているのだそうです。もちろん債務者が払えない状況になった場合、銀行は担保となっていたチーズを売りその代金を回収するそうです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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