翔子さんのお母さん(書道家)の言葉です
「上達したいという欲求がないので不思議な力が宿っている。その時々の精一杯の魂が込められており、私の書は翔子の書にはかなわない。」
NHKのHPから引用
2012年の大河ドラマ、「平清盛」
この題字を担当したのが書道家の金沢翔子さんです。
この金沢さん。
実はダウン症なのです。
ダウン症とは、21番染色体が一本多いことで、様々な症状が表れる障害です。 → ダウン症候群とは何ですか?
母親の泰子さんは娘がダウン症だと知った時、絶望感に苛まれたそうです。しかし、ある人からこのような言葉を投げかけられたそうです。
「ダウン症で医師になった人がいる」
実際にそのようなお医者さんがいたのかどうかはわかりません。しかし、その言葉が希望となり、小さいころから才能を開花させるために、様々な習い事をさせたそうです。
つまり、泰子さんは諦めなかったのです!
震災に対するメッセージです。
(翔子さんは心が優しく、ホームレスの方に対しても、「大丈夫なの?パワーあげる!」といって励ます事もあるそうです。
翔子さんに、たくさんのお友達ができれば・・・
このような気持ちで、翔子さんが五歳の時に書道教室を開いたのです。この時、翔子さんにも書道を教えたのがきっかけで、この道に足を踏み入れる事になるのです。
14歳、日本学生書道文化連盟展に「龍」を出品。銀賞を受賞
15歳、日本学生書道文化連盟展に「延命十句観音経」を出品。銀賞
16歳、日本学生書道文化連盟展に「舎利札」を出品。金賞を受賞
17歳、日本学生書道文化連盟展に「觀」を出品。金賞を受賞
その後、二十歳で個展を開くと、様々な方面から反応があり、メディアに取り上げられるようになりました。
福祉研究
辻井伸之さん(全盲のピアニスト)にもいえるのですが、たとえ障害があったとしても、その可能性を最大限に引き出そうとするのが、親としての役割なのかなぁ~ と思いました。
また、障がい者の方の能力を、最大限に引き出すのは社会の役割だとも思います。可能性を信じ、働ける仕組みを作る事こそが、この社会に求められていることではないでしょうか?
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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