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江戸時代の「鍼」・「灸」・「按摩」 盲人が独占していたの?

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「鍼」・「灸」・「按摩」を三療(さんりょう)と呼ばれています。この三療! 江戸時代において、盲人達は独占していたのでしょうか?

いえいえ。優遇されていたものの、独占とまでは言えなかったようです。

按摩の世界では盲人達が学ぶことのできる杉山流に対し、睛眼者(せいがんしゃ)=(目の見える人)を中心に学んでいた吉田流というものも存在し、二大流派として知られていました。



視覚障がい者にとっては吉田流の存在は死活問題でしたので、両者の間でいざこざが起きていた!とする文献も残されています。

また、鍼の世界では、徳川家斉の鍼を打った事で知られる、石坂宗哲(1770ー1841)さんは睛眼者でした。ツボや経絡(けいらく)にとらわれない鍼のスタイル(石坂流)の創設者として知られています。

著者 出川 雄一(ツイッター)   障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。

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