JASRAC(日本音楽著作権協会)とは、作詞・作曲等の著作物を管理する団体です。「作詞」や「作曲」は著作物にあたりますので、勝手に使用してはいけません。
「ネット上で自分のサイトに音楽を流したい!」・「ライブでミスチルの曲を歌いたい!」・「テレビで浜崎あゆみのメロディーを使いたい」等の場合、著作者の許可を得なければいけないことになっています。
作品を作った著作者は使用許可の判断をするのに手間や人件費がかかります。そこで外部に委託したほうが楽だと判断し、JASRAC等の著作権を管理する団体に曲を預けているのです。
著作者は何もしなくても勝手に著作権料が入ってきますので楽ちんです♪
2008年4月、公正取引委員会がJASRACに対し独占禁止法に抵触する疑いがあるとして、立ち入り検査をしました。これは放送業界とJASRACとの契約内容に問題があると判断したからです。
JASRACは「施設の大きさ」や「お客さんの人数」・または「曲数」などに対して課金する仕組みを取っています。しかしテレビやラジオ局に対しての契約は少し違うようです。
「いくらでもJASRACが管理している曲を使ってもいいですよ~。そのかわり、事業所の売り上げの1.5パーセントを徴収させてもらいますよ」というのが契約内容です。
この契約のため、他の著作権管理会社がいくら安い料金を提示しても、「JASRAC」は使い放題だから結構です!ということになってしまいます。著作権シェアの99パーセントを占めているJASRAC。競争に支障をきたすとして公正取引委員会が立ち入り検査をしたようです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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