日本で一番大きな鳥居は明治神宮にある大鳥居(第二鳥居)です。 実はこの鳥居! 日本の木で作られたものではなく、台湾で育ったタイワンヒノキで建てられているのです。
それだけではありません。
靖国神社の神門に留まらず、多くの神社仏閣に台湾ヒノキが使われているのです。
何故、台湾ヒノキなのだろう?
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あれだけ規模の大きな鳥居や神門を作るには、樹齢1000年以上の大きな檜を使わなければなりません。
しかし日本にはそのような大木はなかなか存在しませんでした。台湾を統治していた経緯もあり、1900年ごろに日本の林学博士が台湾の阿里山を調査し檜を日本に送っていたのです。
現在、阿里山には樹齢2000年を超える檜はほとんど存在しないようです。大量に大木を持っていってしまったためです。
ちなみに明治神宮の大鳥居は現在二代目にあたります。
1920年に建てられた一代目大鳥居。しかし1960年代に老朽化に伴い、立て直したいと考えていました。
そこで立ち上がったのは材木商の川島康資さんです。
一代目大鳥居が育った阿里山に何度も出向き、立派な大木を探し続けたそうです。
ようやく見つかったのは樹齢1500年を超える大木でした。標高3300メートルの連山にあったそうです。明治神宮と靖国神社に奉献することを聞いた台湾の人々は積極的に協力したと伝えられています。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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