「大阪名物くいだおれ」は1階からは8階までを埋め尽くす飲食店で、くいだおれ太郎が宣伝部長として店前に立っていたお店として有名でした。(2008年閉店)
くいだおれの名前の由来は、「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」という ”ことわざ” を引用したものでした。
京の着倒れとは、体面を気にする京都の人々は
「身を滅ぼすほどの高価な着物を身に着ける気質」から、このような言葉が使われています。
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一方、大阪の食い倒れとは「身を滅ぼすほど食べ物にお金を使う」という意味があるのです。 つまり、お客様が身を滅ぼすほど食べてもらえるお店にしよう!という思いから、このネーミングにしたそうです。
株式会社くいだおれの創業者は山田六郎さんという人物です。創業時、木造二階建ての飲食店を経営していました。やがて、ビルを建設しようと考えるのですが・・・
ビルを建設するにあたり、銀行に融資を頼んだ時の出来事です。銀行側から「古臭くて格好が悪い人形を撤去してくれたら融資してもいいですよ」と言わたそうです。
しかし、食い倒れ人形を大切にしていた山田さんはその融資を断るのでした。そして、自分の力で、8階建てのあのビルを建てたのです。
彼の遺言にはこのような事がかかれています。
○「支店を出すな」
○「家族で経営せよ」
○「看板人形を大事にせよ」
この人形こそが、大阪名物くいだおれを支える事になるのです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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