クロネコヤマトの不在連絡票。
よく見ると、ギザギザが付いているではありませんか。
意識して、はじめて気付く、ギザギザ君。このギザギザには、どのような意味が隠されているのでしょうか?
そこで今回、点字名刺プロジェクトでお世話になっている、クロネコヤマトの配達員の方に、その答えを聞いてみました。
配達担当者
「クロネコヤマトが来たことを、視覚障がい者の方にもお伝えするために、両脇にギザギザをつけているんです」
そうだったのか!
視覚障がい者に配慮した、そんな優しいメッセージが不在票に込められていたのですね。このギザギザ君。クロネコヤマトのキャラクターである、猫の耳を模ったギザギザだったのです。
クロネコヤマトの宅急便!このサービスを開発したのが小倉昌男さんという方です。退職後、小倉さんは知的障がい者のお仕事を作るために、スワンベーカリーというパン屋さんを立ち上げた人物です。 → スワンベーカリーを立ち上げた人物!小倉昌男さんとはどんな人?
小倉さんの優しさが、現在に至っても受け継がれているのかもしれませんね。
追記
視覚障がい者団体の方に話を伺うと、「クロネコヤマトで働いていた視覚障がい者が、このアイデアを企画したもの」とのことでした。
やはり、当事者目線で考えなければ、このような斬新なアイデアは生み出されないのかもしれません。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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