最近、様々な施設やイベントなどを取材させて頂くと、この言葉を耳にする機会が多くなりました。その言葉とは・・・
「クラウドファンディング」 という単語です。
「クラウド」 = 群衆
「ファンディング」 = 資金調達
つまり、群衆から資金を調達するのがクラウドファンディングの特徴です。
◎READYFORのホームページを拝見すると
「クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の個人から資金(支援金)を集めるサービスです。新しい資金調達の手段として注目されており、世界中で500以上のクラウドファンディングサービスが存在します。」 と書かれておりました。
例えばです。
障がい者の方が働ける環境を作りたい!障がい者就労を実現するためにはどうすればいいだろうか?
「そうだ!現在、注目されている3Dプリンター。これを障がい者就労と融合させればいいではないか^0^ お客様から3Dデータをアップロードしてもらい、これを障がい者が管理する事で、製造から発送まで、雇用を生み出すことができるではないか」
しかし、3Dプリンターを買うだけの資金がありません(><)
そこでクラウドファンディングの登場です。
「3Dプリンターの軍資金を、群衆の皆様に賛同して頂き、資金をねん出しようではないか。」
READYFORの場合、例えば50万円の資金を募集した場合、50万円に到達しなければ、資金は獲得できない仕組みになっています。達成した場合にのみ、決済される制度になっています。
そして、READYFORの手数料は、達成した金額のおよそ17%程という事でした。達成できなかった場合、手数料は発生しませんのでリスクはほとんどありません。
志があったとしても、お金がないから諦める・・・
しかし、これからの時代は、知恵と知識を用いる事で困難な道を切り開ける。
クラウドファンディングは、志を叶えてくれる制度として、少しずつ認知されはじめているのです。
このクラウドファンディングで資金を調達したのが埼玉県にある塙保己一学園(県立の盲学校)です。さてさて、塙保己一学園は何の為にクラウドファンディングにチャレンジしたのでしょうか?次のレポートに続きます。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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