世間を騒がしたサブプライムローン問題!
この主役こそが今日の経済用語であるモーゲージ債です☆
1970年代までのアメリカの証券会社は
お客さんからの株の注文を仲介する事で売り上げを稼ぎあげていたのです。しかし、1980年代から大きく変わるのです。
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金融自由化により、
証券会社は様々な事ができるようになったのです。
そこで、ソロモンブラザーズ証券が1984年に発売したのがモルゲージ債という金融商品です。
資金が少ない人が住宅を購入したい場合には金融機関から借金をするケースがほとんどです。そして金融機関は借金をした人に対して借用書を記入してもらいます。
金融機関 「お金を借りたという証拠として一筆書いてもらうよ」
借りた人 「かしこまりました♪」
そして、この借用書を持っている人が借りた人に対してお金を請求する事ができるのです。ソロモンブラザーズは常識では考えられない手段をとりました 。なんと、金融機関が所有している借用書を買い取り始めたのです。
そして、買い取った借用書を転売して大きな利益をあげました。
今まで株の売買による手数料収入で利益を上げていたソロモンブラザーズ証券は自らが借用書(債権)を所有してビジネスを始めたのです。この債権の事をモーゲージ債というのです。
その後、大手の証券会社はモーゲージ債のほかに国債や社債など、色々な商品を組み合わせて世界中に販売します。
しかし、証券会社の競争が激化したため、返せる見込みの無い人にまで住宅資金を貸してしまいました。その結果、金融商品の価値が暴落してしまい、サブプライムローン問題へと発展していくのです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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