障がい者の方が社会に参加していくために、大切なパートナーとして位置づけられているのが補助犬です。
2002年、身体障害者補助犬法が施行されました。この法律で、「補助犬は普通の犬ではありませんよ。」 と定められる事になったのです。
法律で定められた補助犬には明確な定義が存在します。
〇盲導犬 (視覚障がい者の方を安全に誘導する犬)
〇介助犬 (身体障がい者の方にサポートをする犬)
〇聴導犬 (聴覚障がい者の方に音を伝える犬)
「盲導犬」・「介助犬」・「聴導犬」
これらの犬を補助犬と呼んでいます。
この法律の特徴は一般に存在している公共施設や民間施設に対し、「補助犬を受け入れないといけませんよ。」 と定められている点です。
つまり、「スーパーや飲食店などで補助犬を拒否してはいけませんよ」 と義務付けられているのです。
この法律は努力義務として存在していました。
しかし、2007年に法律が改正され、常勤労働者56人以上の企業に対し、補助犬の受入れを完全に義務化する事になったのです。(2008年施行)
ここで、問題になってくるのが補助犬の衛生面とアレルギーです。
実は、身体障害者補助犬法では盲導犬を利用している管理者にも、その責任を義務付ける文言が記載されているのです。
共存社会を実現させるために設けられた義務とは何でしょうか? 次のレポートに続きます。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
コメント
きちんと、衛生面もしているのに‥
今だに、入店拒否は悲しいです‥
訓練されている犬なのに‥
視覚障がいの方が、疲れたときとか
安心して気楽に入れる店がないのは嫌です!!
題材にしてくれてありがとうございます!!
そして、このことを、
多くの皆様に知ってもらいたいです。