前回、網膜色素変性症とは何だろう?についてレポートを書かせて頂きました。もし、「視野が狭くなった。」 ・ 「暗い場所が見えにくくなった。」というお友達がいましたら、網膜色素変性症を疑ってあげてください。
ところで、網膜色素変性症になってしまうのは何故だろう(・_・?) そんな疑問を抱きましたので簡単に調べてみました。
網膜色素変性症は、網膜を構成している視細胞が侵されてしまう事により、「視野」・「色覚」・「視力」などが低下する病気です。
どうして視細胞が弱ってしまうのか・・・
残念ながら、その原因はわかっていませんが、遺伝性の病気だと考えられているようです。確認されている遺伝子は、わずかに40ほどに過ぎず、網膜色素変性症を患っているほとんどの方が、原因となる遺伝子が見つかっていないのが実情です。
この網膜色素変性症の遺伝について調べてみると、様々なタイプが存在していました。 今回は二つの遺伝タイプについて調べてみました。
○常染色体優性遺伝
A = 正常な遺伝子
a = 網膜に悪さをする遺伝子(優性遺伝)
ちなみに、常染色体とは性染色体以外の染色体をいいます。
また、染色体とはDNAが入った長い糸状のものをいいます。このDNAの中に遺伝情報が入っています。
「AA」の人と「Aa」の人が結ばれた場合、「AA」・「Aa」・「AA」・「Aa」の四通りの確率で子供が生まれる事になります。
一方、「a」は優性遺伝ですので、この「a」が入った時点で網膜色素変性症の発病者にってしまいます。
常染色体優性遺伝の場合、
AA = 網膜色素変性症になりません。
Aa = 網膜色素変性症に
よってこの場合、両親のどちらかが網膜色素変性症の優性遺伝を持っていると、二分の一の確率で子供が発症する事が考えられているのです。(あくまでも理論上の数字です)
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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