「うちの子は、おたふくが軽かったから2回もやったのよ~」 そんな話を耳にしますが・・・ それは間違いの可能性が高いのです。
おそらく、「反復性耳下腺炎」(はんぷくせいじかせんえん)だと思います。
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)の症状は、唾液腺が膨張し、顔が膨れてしまいます。一方、反復性耳下腺炎も唾液腺が膨張するので、同じような症状が現れます。その為、おたふく風邪と混同している方も多いのだそうです。
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)と反復性耳下腺炎の決定的違いは、おたふくは「ムンプスウイルス」というウィルス感染症で、一度かかると抗体ができるので2度目は原則ありません。
反復性耳下炎は病名の通り繰り返しかかります。
また、おたふくは人に伝染しますが、反復性耳下腺炎は移らないのが特徴です。
症状は、「耳下腺のはれ」・「痛み」・「熱」など、類似しているものの、反復性耳下腺炎のほうが比較的軽いので、熱がなければ入浴も大丈夫だそうです。
反復性耳下腺炎が何故起こるのかは解明されていません。
症状が似ており、おたふくと反復性耳下腺炎の区別がつかないために、血液検査で免疫があるかどうかを調べる必要があるようです。 おたふくの免疫があるとわかれば、反復性耳下腺炎だとわかりますので、学校や仕事を休む必要はないというわけです。
著者 出川 雄一(ツイッター)
障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、
実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。
障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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