一説によると、
孔子が世界最古の私立学校の設立者では?とされています。
孔子(紀元前551 - 紀元前479)は中国の思想家です。
時は春秋戦国時代!
学校は特権階級の人しか通う事ができない場所でしたので、たとえ意欲があったとしても、一般の人は学ぶ事はできなかったのです。
そこで、孔子は考えます。
「身分なんて関係ない!学ぼうという意欲と、運営費(月謝)さえ払ってくれれば、誰でも入学してOKですよ~♪」 こうして、世界最古の私学が誕生したとされています。
やがて、孔子が亡くなると、
弟子達
「孔子さんが私達に語ってくれた言葉を後世に残そうではないか・・・」
こうして誕生したのが論語です。
そして孔子さんが語った言葉の中で、最も心に響いた内容を、論語の一番最初に掲載しようではないか。このような流れになりました。
ではでは、その言葉とはどのような内容のものだったのでしょうか?
「学びて時にこれを習う、また悦(よろこ)ばしからずや」
意味
学んだ事を、その時々に応じて反復し、理解を深める。
これもまたうれしい事だ。
その後に続く言葉がこちらです。
「朋(とも)あり遠方より来る、また楽しからずや」
意味
学問を習いに遠くから様々な人がやってくる来る。
これもまた楽しい事だ。
つまり、孔子の弟子達が印象に残ったのは
勉強を続け、理解を深める事が人間としての喜びそのものだ。そして、同じ志の人たちと出会えるのも楽しい事だ。
孔子やその弟子達が伝えたかった幸せとは、
「知識を深める事」 と 「素敵な出会い」 だったと思われます。
追記
孔子の弟子になりたかった少年がいました。
しかし、この少年は差別を受けている地区で生活をしている人だったので、孔子の弟子たちは猛反対するのです。
しかし、孔子はこの願いを聞き入れようと考えます。
「自分自身がこの差別意識を克服したいんだ。だからこの少年を受け入れたいと考えている。排除する姿勢!これこそが退化を意味しているんだ」
孔子は、少年を受け入れる事で学びを究めようとしたのかもしれません。
障がい者の方が働ける環境を作るという事は、一人一人が勇気を持って、それ受け入れる気持ちが大切だと思いました。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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