前回のレポートで、 ”ユニクロが障がい者の方を積極的に採用しているのは何故ですか?” というレポートを書きました。 ユニクロは主に知的障がい者の方を積極的に採用しています。
では、ユニクロの従業員は障がい者の方と、どのような関係を築こうと考えているのでしょうか?
ユニクロでは障がい者を即戦力として雇用していますので、いかに効率を上げられるか? を大切にしています。主なお仕事として、「店内の掃除」・「袋むき」・「値札の付け替え」・「補正」 など、主に雑務が中心となってきます。
一方、従業員の効率を上げるためにはやる気が大切です。そこで、モチベーションをあげるために、様々な心配りが重要となってきます。
〇信頼関係
ユニクロでは雑談は基本的に禁止となっています。しかし、信頼関係を築くために、プライベートの話などをする事もあるようです。
モチベーションは上司と部下の信頼関係があって初めて育まれるものです。(障害があろうとなかろうと同じです) この信頼関係こそが大事だと考え、コミュニケーションを積極的にとっています。
〇動機付け
信頼関係を築いたら次は動機付けです。
動機付けとは心理学で用いられる言葉で、”行動を駆り立てる” という意味となります。 ユニクロではモチベーションを継続するよう、励ましたり、ほめたりする事で、やる気を駆り立たせています。
〇目標設定
一つの目標が達成できたら新しい目標を設定し、少しずつ仕事量を増やしています。ここで大切となってくるのが、一緒に目標を設定する点です。同意の上で設定を行う事により、共有の目標へと変わっていきます。
法定雇用率が世間を騒がせている昨今、
本格的に障がい者雇用に乗り出す会社も多くなってきました。ユニクロでは「信頼関係」・「動機付け」・「目標設定」 この三点を重要にしているそうです。皆様の会社でも試してみてはいかがでしょうか? (参考資料、日経ビジネス)
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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