第54回日本糖尿病学会の報告によると、
糖尿病患者におけるうつ症状の人数は、正常者よりも2.6倍になっている事が判明したそうです。また、うつ病を発症させると、糖尿病に陥るリスクが高くなるのではないか?このような指摘をしている専門家も存在します。
「糖尿病」と「うつ病」 因果関係があるのでしょうか?
残念ながら、現在のところはっきりとした原因はわかっていないようです。しかし、次のことが考えられています。
〇糖尿病 → うつ病
基本的に、糖尿病になってしまう方は遺伝的な要素とともに、摂生なく食事を取り続けていた人たちが発症してしまう傾向にあるようです。 しかし、糖尿病になってしまい、食事を制限されてしまうとどうなるか・・・
食事を我慢をすることで、ストレスがたまってしまいます。すると、心のバランスを整えようとするセロトニンや、やる気を出させるノルアドレナリンなどが分泌されなくなってしまいます。
このストレスが原因で、必要な脳内物質が分泌されなくなり、うつ病になってしまうのではないか?とする説です。
〇うつ病 → 糖尿病
うつ状態になると、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが増加する事がわかっています。 このコルチゾール!実はインスリンの働きを制限する作用があるのです。
インスリンは血糖を降下させる唯一のホルモンですので、これが働かなくなるために、糖尿病になるのではないか?といわれています。
「うつ病」と「糖尿病」
この因果関係のカギを握るのがストレス対策だと思われます。
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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