ゲームで有名な任天堂!
しかし創業時は花札やトランプを販売していた会社だったのです。
トランプは賭博のアイテムとして認知されていましたので、胡散臭いカードとして存在していました。
そこで任天堂はトランプのイメージを払拭するため、ある戦略を打ち出したのです。果たしてどんな戦略だったのでしょうか?
現在の任天堂の繁栄を築き上げたのは3代目の山内溥(ひろし)さんです。任天堂の創業者である山内房治郎さん。しかし男児が生まれませんでしたので、二代目を娘婿に託すことになるのです。
しかし娘夫婦にも男児に恵まれませんでした。
そして二代目の長女と結婚した婿養子(鹿之丞)との間に待望の男児が誕生するのです。この子供こそが山内溥さんです。しかし任天堂の三代目を継ぐ予定だった鹿之丞さんは蒸発してしまうのです。
そこで若干22歳の溥さんが任天堂の三代目を継ぐことになったのです。(1949年の出来事)
就任して4年後(1953年)、溥さんは画期的なトランプを開発します。当時、紙のトランプが主流でしたが、溥さんはプラスチック製のトランプを開発したのです。後にプラスチック製のトランプは世界の主流となっていきます。
攻め続ける溥さん
「子供達の遊び道具としてトランプを利用してもらいたい」
そこで、ウォールト・ディズニー社とのキャラクター契約を模索。トランプのキャラクターとして用いることに成功したのです。(1957年)
この提携が子供の心をガッチリ掴み、トランプが家庭に普及するきっかけとなっていったのです。
著者出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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