生まれて間もない赤ちゃん!
およそ500人~1000人に1人の割合で、先天的な重度の難聴を抱える傾向にあるのだそうです。
また、10人に1人の割合で、先天的な軽度の聴覚障害を患っているとされており、他人事ではない事がわかります。
聴覚障害の発見が遅れると、脳の発達に影響を及ぼしてしまうので、早期発見が大切となってきます。
今回は聴覚処理障害について簡単に調べてみました。
人との会話の中で
「え?」 ・ 「何?」 ・ 「もう一度言って?」
このような単語が多く見受けられる場合、聴覚処理障害を疑ってみてください。
音は、「外耳」 ・ 「中耳」 ・「小耳」 を通り、脳(側頭葉)に存在する聴覚野(ちょうかくや)という場所で音が処理されます。
つまり、聴覚野で音が処理される事により、言葉の内容を初めて理解する事ができるのです。
しかし、聴覚野が何らかの理由で上手く処理ができない場合、または耳から聴覚野までの間に何らかの機能障害がある場合、相手の言葉が上手く認識できず、思わず聞き返してしまう事があるのです。
軽いケース
人の話を聞くのが苦手。話を聞いているうちに頭が追いつかなくなる。 音は聞こえるけれど、内容があまり理解できない。
重いケース
鳥のさえずりが何の音なのか?が理解できない。
この症状は主に雑音が激しい場所で、より聞き取り難くなる傾向にあるようで、学業などで支障が出ている場合、何らかの対処が必要となってきます。
アメリカの場合、子供の約2パーセント ~ 3パーセントの割合で、聴覚処理障害だとされており、日本でも注目され始めている障害なのです。
↓つづく
著者 出川 雄一(ツイッター) 障がい者の工賃を高める仕組み(福祉資本主義)を考え、実践しております。主に点字名刺・点字印刷・ハンドメイドなど。障がい者ブランド(ココリティ)の活動も行っています。
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